研究統括:谷野裕一の自己紹介

私のこれまで

1987年に和歌山医大を卒業しました。1989年から2年間は和歌山医大紀北分院にて、沢山の乳がん患者さんを診せていただきました。その中には、40代で亡くなる方がいて衝撃を受けました。乳がん治療に携わろうと決めたのはこのことがきっかけです。紀北分院では、教授にマウスを用いた研究を勧められ、その後、慶應大学に留学してがんの創薬研究を行いました。慶應大学から和歌山に帰ったときに父の肺がんが発見されました。すでに手術不能で、当時は肺がんの薬剤がほとんどなくて悔しかったのを覚えています。がんは手術で治る人が多いので、外科医として手術を行う意義を感じますが、それだけでは防ぎきれません。がんが治る病気になって欲しいと思い、創薬の研究を続けています。(実績その他は、谷野裕一のサイトへどうぞ)

トリプルネガティブ乳がんと私、そして臨床試験

乳がんの中でも特に、トリプルネガティブ乳がんは、30代、40代と若い人に発生しやすいがんです。抗がん剤の効きやすい人は良く治る半面、効かない人は亡くなる率が高いです。
トリプルネガティブ乳がん患者会「ふくろうの会」の方々に背中を押されて、手術や通常の抗がん剤で治せない若い乳がん患者さんを救うために、カルボプラチンの臨床試験を始めました。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

クラウドファンディングについて

カルボプラチンはジェネリック医薬品で、日医工から薬剤提供は受けましたが、それ以外の資金は全くありません。2020年末に、資金を得るためにREADYFORでクラウドファンディングを行い、3070万円のご寄付を頂きました。その資金を元に、事務の方に来てただけることになり、登録施設を増やしながら研究を進めているところです。

READYFORのサイト

実績その他は、谷野裕一のサイトへどうぞ

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